ハルオ

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少し前に鳥飼茜さんという漫画家(浅野いにおの奥さんらしいね)のインタビューを読んだなかでも触れられていたのだけれど、結婚していようが子どもがいようがなんであろうが、自分だけにどこまでもまとわりつく寂しさのようなものからは抜け出せないとありました。わたしもその通りだと思います。わたしのことを理解してくれる大切な人がいても、ふとした瞬間にどうしようもない寂しさに襲われます。


人とのつながりって何だろうなあと改めて考えていました。友達でいたら・恋人でいたらつながっていることになるのか?家族でいたらつながっていることになるのか?そう考えると、いくら確実な人間関係が構築できていたとしても、わたしと他人との境目は明確で、この体を持ったこのわたしだけがただ唯一のわたしで、人とのつながりというのはとても曖昧な、わたしだけの思い込みなのかもしれません。寂しさというのは他人とのつながりという曖昧さから起因するものなのかもしれないね。

そう思ったら、寂しくなるのも当たり前のことなのかもしれない。わたしはわたしだけのものでしかなく、わたし以外の人とはつながりがあるとは言っても、そのつながりとはどこまでも曖昧なわたしの思い込みなのだから、とここまで文字にしたところで、自分の言葉で自分自身が一生孤独であることを明らかにしてしまったので(必ずしもそれが正しいとは限らないとは言えど)わたしはなんだか落ち込みました。

でもまあ、わたしの中ではそれが解なので、この寂しさとは一生付き合っていくのでしょう。つらいけど、わたしはどこかで少し安堵しています。わたしだけの寂しさは死ぬまでずっとわたしだけの寂しさでいられるからです。


ということで、わたしはとても寂しいのですが、一方でこの寂しさがなにかのおかげでどうにかなるとも思っていないので、わたしだけの大切なものとして、わたしの中に飼っていようと思います。